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2009 04,19 23:23 |
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というわけで、嫁様の実家の敷地である竹やぶへ、竹取の翁プレイをしに行きました。
過去に1度だけ、大学(院)時代の研究室の同期と一緒に行ったことがあるところなのですが、 昨冬に一部刈り払いが行われ、義理のパパン曰く、「今年でタケノコ取れるのは最後かも」とのこと。 それは大変、というか、記念にタケノコ採りをやっておこう、ということで竹やぶへ。 こちらがその竹やぶ(刈り払い作業後)の様子。 曲がりなりにも卒論および修論でタケを扱った身から言わせてもらうと、 この程度の刈り払いではタケは死にません。 本当に駆除したいのなら、①敷地内の稈(「かん」。地上茎の意)を全て切り倒す。 次に②その後、地上へと出てくる当年度稈を全て切り倒す。 ③地上茎が発生しなくなるまで②を繰り返す。 という手順が必要です。仮に、地下茎が別の敷地とつながっていて、そちら側の地主さんが 竹を放置していれば、そちらで光合成により生成された養分が地下茎を伝って供給されてくるので 死ぬまで竹を切り続けるという呪いを受けたのと同義の状態になります。 というか、この水準の刈り払いでは、むしろ間伐効果が発揮されて、 グイグイ新しい稈が伸びてくると思います。 ちなみに農業としてタケノコを栽培している人の言うには、タケノコ畑としての竹やぶは、 「傘をさして歩ける程度に伐採する」のがベストだということです。 上の写真の手前側。やぶの端っこあたりは、かなり理想的な栽培条件に見えます。 そんな話を同行した嫁様と交わしつつ、ムスメもスコップ片手に掘り掘りごっこを楽しみつつ、 収穫したタケノコがこちら(↓)。 修士時代の記憶が呼び覚まされて何とも 余談ですが、実験試料としてのタケの掘り方と、食材としてのタケノコの掘り方は 違うんだなぁ、ということを身を以て気付かされました、いまさらですけど。 まず、表面に付いた泥などを洗い流します。 そして、明らかに可食部で無い部分を包丁で切り落とします。 (写真中の、根っこおよび紫のイボ部分(稈根とその基部)) そして、ある程度まで皮を剥くとこんな感じ(↓)になります。 Google先生やCookpad伯爵に問い合わせると、これはちょっと皮を剥き過ぎた状態のようです。 なんでも、灰汁抜きに有効な酵素が皮には含まれているらしいからです。 何という名前の酵素なのでしょうか、異常に気になりますが深追いはしないことにします。 それに、茹でる段階で酵素は失活しないのでしょうか。 (失活とは、熱の影響により酵素のタンパク質部分が不可逆的に構造変化し、 酵素としての機能を果たさなくなること) まぁ、世の中には海底の熱水噴出孔で立派に生きているバクテリアの体内に含まれる酵素等も ありますから、熱に強い酵素が含まれていても不思議はないですが。 異常に気になりますが深追いはしないことにします。 …話がそれまくったので調理方法の話題に戻します。 ①先ほどの写真の状態のタケノコに、縦にある程度包丁で切れ目を入れる。 ②鍋に入れ、米のとぎ汁をひたひたの状態まで注ぐ。 ③弱火でコトコト2時間ほど煮込む(適宜、灰汁取りを行う)。 ④加熱をストップし、自然にある程度冷めるまで放置する。 ⑤素手で持てる程度まで温度が下がったら、縦に半分に切り、軽く水洗いする。 これで、「タケノコ水煮」の完成です(↓)。 この時点で「つまみ食い」をすると、市販のタケノコ水煮をそのまま食べたときと同じ味でした。 すごい。山から採ってきて水で煮込んだだけなのに、売り物の味がする! 微妙にゴリゴリと固い部分がありましたが、それはタケノコの下部分(より地中側)に 欲張り過ぎたせいかなと。この辺は経験値を稼がないと判定しづらいと思います。 そして、ここからは普通に調理(今回は嫁様にしていただきましたが)。 タケノコごはん(左下)、タケノコの土佐煮風(右下)、そしてタケノコとワカメの味噌汁(画面外)。 大変美味しゅうございました(by 岸 朝子)。 みんなも、完全に放置されまくってる近所の竹林から盗掘して、自宅でやってみよう!! (窃盗の教唆になりますね、この文章は) PR |
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コメント |
見事なまでのたけのこづくし!
おいしそうやな~ 娘さんもさぞ楽しかったことでしょう ちなみに「教唆」とは 特定の人を唆して特定の犯罪を実行する決意を生じさせること なので、この文章では教唆にならないので安心すれ。 【2009/04/2023:44】||晩#986e62e46e[ 編集する? ]
解説ktkr
どれくらい収穫したらどの程度の素材量になるのかが
読めなかったので、タケノコ尽くしになってもうたよ。 「教唆」の定義(?)をありがとう(笑)。 まぁまたヒマが出来たら遊びにきてやっておくれやす。 |
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