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2009 03,23 21:01 |
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ニホンジカ(日本鹿、学名:Cervus nippon) 食材として。
ええ、食べました。シカ食べました。 シカを食べに行ってきたのは、湖国は東近江市(旧永源寺町)にある『香想庵』というお店。 所在地はコチラ(↓)。 大きな地図で見る どうだ~~い?? わかるひとにしかわからない地図だろぅ~~?? わからない人は GoogleMAPの縮尺を変えて どのあたりか確認するといいぜ~~~~ぃ フゥーーーー♪ 名神高速の八日市ICを降り、最初の信号を右折、あとは道なりに進む。 ちょっと不安になるくらい直進したところで、道路の右側に大きな看板が見えてきます。 そして、右折するのが不安になる林道へ右折で進入し、あとは表示に沿って進めば、 茅葺(かやぶき。屋根のことね)の古民家みたいな建物があります。それが『香想庵』です。 (実際はジェラートの売店(喫茶店)も併設されてるので目立つ) 今日いただいたのは、「鹿鍋定食(2,200円/人)」。 お通しの抹茶+菓子、デザートのジェラート(日替わりっぽい)付き。 ほうじ茶、おかゆ、白ご飯はおかわり自由でした。 (左:定食全景。 中央:抹茶とお菓子。 右:デザート(ミルクのジェラート、苺ソースがけ)) (それぞれクリックで拡大可) シカの肉をしゃぶしゃぶでいただきました。 とってもアッサリとした味(脂っこくない)で、歯ごたえとか舌触りもいい感じ。 僕はこの手の語彙が非常に貧しいので、感想としては 「ふつうにおいしかった」 という小学生以下のコメントしか出来ないのが非常に歯がゆい。 店舗自体が古民家を移築したものなので、内装も非常に落ち着いた感じ。 テーブル席とお座敷の席がありましたが、法事とか正月とかでほとんど知らない親戚の家に 来たような感覚で食事をすることができます(それって「落ち着いた」って言わないだろう)。 分量的にも昼食にちょうどいい感じ(ご飯のおかわりで調節!)。 また、食後のジェラートがこれまたとっても美味しくて、隣接されたジェラートショップにて 別の味のジェラートをいくつかいただいてしまいました(何という理想的な客であることか)。 別メニューの鹿ローストや鹿肉ロールカツも美味しそうだったので、また来たいところです。 夏はキャンプ場に、秋になれば紅葉で有名な永源寺にもそれぞれ程近い立地なので、 アウトドアや観光ついでにも悪くないのではないかと。 あれだけ陸の孤島っぽい雰囲気を出していても、何気に名神降りて15分くらいで着くし。 というわけで、興味のある方は是非とも遊びに行ってみてください。 そして鹿を喰らってください。 * * * オマケ(わりと真面目なお話) そもそも何でシカなんぞを食べようと思ったのか、っていう。 それは、端的に言えば、獣害対策の一環です。 畑やら植林地やら、果ては山村の民家の中まで、今や獣害は農林水産業にとって深刻な問題です。 都会に在住の方で、「ヘー」と思っているあなた。 あなたの周りにも獣害はあります。例えばゴミ集積場で食べ物を漁るカラス、飲食店の廃棄物を漁るタヌキ。 最近ではヌートリアやハクビシン、アライグマなんかも被害が目立ってきています。 こいつらは道路の側溝(ミゾっこ)を通路にし、廃屋や空き地、放置竹林などをねぐらにしてます。 何で獣害が増えちゃったの? これには諸説あるんですが、最も教科書的な説明としては、 1:戦後の拡大造林(山にスギ・ヒノキを植えまくった)→木材価格下落→林業終了のお知らせ 2:エネルギー革命(薪炭材から石炭石油へ)→裏山で薪を取ったりしない→里山終了のお知らせ その結果、 3:山村地域の人家や農地のすぐそばにまで荒れた森林が接近 →野生動物の棲み処および隠れ家が、超ウマイ餌場(畑)に大接近 →農作業してる人間乙www野菜・果実もらって行くんでwwwサーセンwwwww …というのがわかりやすい、ということになってます。 (個人的には色々とあるが) 解決策としては、上述の1や2を何とかしないといけない、ということなのだが、 いかんせん現在の一部の鳥獣はその個体数(あるいは生息密度)が非常に大きくなってしまい、 「森に動物を追い返す」というのがムリな状態になっています。 え?じゃあ食べちゃえ!っていうこと? その通り。 正確には、安定した需要と流通を作り出すこと、が大きな目的になると思いますが。 そのための小さな一歩としての、鹿肉食べちゃおう企画だったのです。 美味しいものを食べて、何だか世の中の役に立ったような錯覚を覚えて、何となくいい気分、っていう。 あんまり熱く語ると徹夜になるので、強制的にこの辺で〆。 PR |
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